強酸性電解水(強酸性次亜塩素酸水)とは?

電解水マップ

電解水マップ

強酸性電解水は、微量な食塩を添加した水道水を、電気分解することにより、陽極側からは強い酸性の水(強酸性電解水)、陰極側からは強いアルカリ性の水(強アルカリ水)が生成されます。

水素イオン濃度 pH2.0〜2.7
有効塩素濃度 20~60mg/L

電解層内の2つの電極(陽極、陰極)間に隔膜を置き、水道水に電解補助剤(塩化ナトリウム等)を添加。所定の条件下で電気分解することにより、陽極側に強酸性電解水が、陰極側に強アルカリ性電解水が生成されます。(これを有隔膜電解といいます)陽極側にできる強酸性電解水には塩素ガスが溶解しており、この塩素ガスから生成される次亜塩素酸(HCIO)の働きにより微生物を殺菌、強力な洗浄消毒作用を発揮します。
一方、陰極側にできる強アルカリ性電解水は蛋白質系・脂質系の汚れに洗浄効果のある水酸化ナトリウム(NaOH)が生成されます。


強酸性電解水の殺菌機構

次亜塩素酸(HClO)の殺菌メカニズムはいろいろな機関で研究されており、現在、以下の説があります。細菌の細胞膜に浸透し、細胞に不可欠な呼吸系酵素を破壊することで、細胞の同化作用を停止させる。細菌の細胞組織のタンパク質やアミノ酸に作用して、その化学的性質を変質させたり、分解したりする。他の殺菌剤では、このように細胞膜に浸透して効果を上げるものはありません。このため、強酸性電解水は耐性菌をつくりにくいと言われています。


強酸性電解水の生成原理

強酸性電解水電解式

陽極電解 H2O → 2H+ + 1/2O2 + 2e
2CI → CI2 + 2e
CI2 + H2O ↔ HCIO + HCI
陰極電解 H2O → 2e → OH + 1/2H2

強酸性電解水

強酸性電解水には、活性化された次亜塩素酸(HClO)が含まれており、MRSAなどの感染病原菌やサルモネラ、病原性大腸菌などの食中毒菌に殺菌効果を発揮します。

フードスタンプによる実験例


  • 次亜塩素酸ナトリウム0.1%水溶液、消毒用アルコール70%と同等以上の殺菌力をしめします。幅広い殺菌スペクトル、MRSAや芽胞菌も殺菌できます。※使用条件により異なりますので、詳しくはお問い合わせ下さい。


  • 対象菌に作用して殺菌効果を発揮した後は、すみやかに失効します。 このため消毒薬・農薬等の化学薬品のような残留性・毒性がなく、また手荒れの心配もほとんどありません。


  • 高酸化力により腐敗臭の元となる細菌を即座に分解。優れた消臭効果を発揮します。漂白作用もあります。


  • 農業用途では、殺菌効果を利用し、病害予防、減農薬・無農薬化を目指し、安全な農産物の供給と農業従事者の健康維持に貢献できます。


強酸性電解水の殺菌力

試験菌種 菌による作用 強酸性電解水pH2.61,100mv 酸性水HCLpH2.6 次亜塩素酸ソーダ100ppm 塩化ベンザルコニウム100ppm
Escherichia coil
大腸菌
食中毒 30秒以内 24時間 30秒以内 30秒以内
Salmonella typhimurium
サルモネラ菌
食中毒 30秒以内 24時間 30秒以内 30秒以内
Pseudomonas aeruginosa
緑膿菌
院内感染

眼疾患 下痢
30秒以内 24時間 30秒以内 殺菌されず
Bacillus cereus
セレウス菌
食中毒 2分 殺菌されず 殺菌されず 30秒以内
Staphylococcus aureus
黄色ブドウ球菌
食中毒 30秒以内 24時間 30秒以内 30秒以内
Staphylococcus aureus
(MRSA)
院内感染 30秒以内 24時間 30秒以内 30秒以内
Vibrio parahaemolitica
腸炎ビブリオ菌
食中毒 30秒以内 30秒以内 30秒以内 30秒以内
Rhodotorula sp.
赤色酵母
水まわりの

赤色着色菌
30秒以内 殺菌されず 2分
Candida albicans
カンジダ菌
カンジダ症

粘膜に炎症
30秒以内 殺菌されず 5分 10分
Cladosporium
黒カビ菌
風呂場の黒カビ

アレルギー性
30秒以内 殺菌されず 5分
Trichophy mentagrophytes
水虫菌の一種
水虫 30秒以内 殺菌されず 5分
Mycobacterium tuberculosis
結核菌
院内感染 2分 殺菌されず 30秒以内 殺菌されず
hepatitis B virus
B型肝炎ウイルス
院内感染 30秒以内 殺菌されず 30秒以内 殺菌されず
human immunodeficiency v.
エイズウイルス
院内感染 30秒以内
Escherichia coil(O-157)
大腸菌O-157
食中毒 30秒以内


各菌への処理前後画像

大腸菌 TEM像

強酸性電解水で処理

黄色葡萄球菌 TEM像

強酸性電解水で処理

BCG(結核菌) TEM像

強酸性電解水で処理


強酸性電解水導入の効果


強酸性電解水
(食品添加物指定:強酸性次亜塩素酸水)

次亜塩素酸ソーダ、消毒用アルコール、逆性石鹸と同等以上の除菌効果と即効性がある。


強アルカリ電解水

石鹸のようなタンパク質や油汚れを落とす性質がある。

効果その1

食品を取り扱う従業員一人一人の衛生管理意識が向上。

効果その2

殺菌消毒薬のような残留性のある薬品の使用を極力抑えた安全な衛生管理の確立。

効果その3

洗剤使用時のように、洗剤の残留分を洗い流す必要が無く、無駄なすすぎ水を節約、経費節減に寄与。


残留性

除菌洗浄後普通の水に戻り残留性がない。廃水処理の心配もない。

安全性

皮膚、粘膜に対して極めて低刺激性で肌荒れしにくい。

コスト

水道代、電気代、食塩(Nacl)等を合わせて、約0.4円/リットル。


強アルカリ電解水

強アルカリ性電解水には、極微量の水酸化ナトリウム成分が含まれており、強酸性電解水を使う前の脂質・タンパク質系の汚れの洗浄水として用いると殺菌効果が上がります。

  • 細菌の温床となる脂質・タンパク質系の汚れをよく落とします。

  • 環境衛生利用として、厨房・食品工場床や側溝のヌメリ取り、汚れ落しなどに効果を発揮します。

  • 食品利用として、鮮魚のヌメリ取りなどにも威力を発揮します。

  • 農業用途では植物の根への吸収効果を利用し、成長促進、農作物の収量増加、味覚・糖度などの品質向上に強酸性電解水と組み合わせて使用し効果的です。

水では落ちにくい血液などのタンパク質や油分などを乳化させ、洗い流す効果にすぐれています。

多くの病原菌や微生物を瞬間的に殺菌する。

感染症を引き起こす病原菌:
エイズ、B・C型肝炎、ヘルペス、緑膿菌、結核菌、インフルエンザ、水虫など

病原菌や微生物だけを殺菌し、人体や環境に害のないやさしい水です。

安全性: 劇薬や薬品と違い、耐性や残留性がなく、人体に無害。

安心性: 皮膚、唾液、血液などの有機物に触れると普通の水に戻る。

信頼性: 医療機関、公共施設、食品産業、農業などに数多く普及。